飛び地は解消できるのか──実際にあった統合の例

飛び地は、境界変更という手続きを経れば解消できます。 ただし、実際に解消されるケースは多くありません。


解消の方法は「境界変更」

飛び地を解消する基本的な方法は、 関係する自治体どうしが合意し、境界を変更することです。

・飛び地になっている区域を、周囲の自治体に編入する
・逆に、周囲の区域を飛び地側の自治体に編入する

いずれの場合も、関係自治体の議会の議決や、住民への説明が必要になり、 簡単に進む話ではありません。


なぜ解消されにくいのか

飛び地の多くが長期間そのまま残っているのには理由があります。

・住民生活に大きな支障が出ていない場合、変更の優先度が上がりにくい
・境界変更には行政コストがかかる(登記・住所表示・各種システムの変更など)
・住民の中に「今の自治体のままがよい」という意見がある場合もある

「不便だから解消する」という単純な話ではなく、 関係者の合意形成が必要な手続きという点が、解消の壁になっています。


解消された例もある

全国的には、市町村合併のタイミングで飛び地状態が解消された例もあります。

合併によって、それまで別々の自治体だった飛び地と本体が 同じ自治体になり、結果として飛び地ではなくなるケースです。

・合併そのものが飛び地を「作る」場合もあれば「解消する」場合もある

どちらに転ぶかは、合併する自治体の組み合わせ次第という点が 飛び地の面白いところでもあります。


まとめ

  • 飛び地の解消には、関係自治体どうしの境界変更の合意が必要
  • 住民生活への支障が大きくない場合、解消の優先度は上がりにくい
  • 市町村合併のタイミングで、結果的に解消される例もある

関連